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『レヴァイアサン』のページ
この数年,日本の政治学界には新しい流れが生まれています。本誌はこの新しい流れの学問的コミュニティに一つのフォーラムを提供し,一層旺盛な批判と反批判の場を作ることで,政治学研究を活性化することを狙いとしています。
創刊号から21号までは,現在顧問として大所高所から,見守って下さっている方々が担いました。現在はいわば二代目世代に属する名実ともに第一線で活躍中の研究者が各号を担当しています。
また書評欄を充実させ,批判と反批判という本誌の狙いをより鮮明にするよう心がけております。
『朝日新聞』2007年8月23日付朝刊で小誌20年の歩みを紹介(大室一也氏執筆)
更新情報・お知らせ
- 2018/11/15
- レヴァイアサン・関係者の皆様へ
レヴァイアサンは1982年10月,当初同人誌としてスタートし,編集委員制と変更,爾来春,秋の年2回刊行して参りました。
長期にわたり,書店として,読者として,出稿社として,執筆者として,査読者として関わり,支えてくださった方々はあまたいらっしゃいます。
この度63号をもって紙媒体の本誌を終了といたします。関係者の方々に感謝申し上げます。今後どうするかについては,模索中です。
木鐸社 坂口節子 拝上 - 2017/11/15
- レヴァイアサン61号が刊行されました。
- 2017/5/1
- レヴァイアサン60号(30周年記念号)が刊行されました。
- 2013/4/1
- 書評委員会からのお知らせ
- 2010/10/2
- 本誌もお陰さまで, 20年余の歴史を刻み, このたび編集委員, 書評委員ともメンバーチェンジを行い, いわば三代目世代が活躍されることになりました。今後の各号を担って下さる方々をご紹介致します。22号から46号までの編集委員は顧問として大所高所より見守って下さいます。
最新号
バックナンバー 30~62号 (出版年月が新しい順)
委員紹介
第三次編集委員
飯田 敬輔 教授
東京大学大学院法学政治学研究科
すっかり元気をなくしてしまった日本。本誌がいつまでも元気でいられるように微力を尽くす所存です。論文をどしどしご投稿ください。宜しくお願いいたします。
大西 裕 教授
神戸大学大学院法学研究科
優れた研究は斬新な発想と地道な努力,そして交流から生まれる。日本の政治学 に投稿文化をもたらしたレヴァイアサンが,今後ともそのフォーラムであり続け るよう,努力していきます。
鹿毛 利枝子 准教授
東京大学大学院総合文化研究科
方法論に関わらず,斬新な着想,論争的な研究を歓迎します。同時に,論争の ための論争を提起するのではなく,社会の動きにも目配りのきいた媒体でありた いと思います。ご投稿お待ちしております。
増山 幹高 教授
政策研究大学院大学
政治学者としての第一歩。投稿歓迎。千里之行 始于足下。
第三次書評委員
石田 淳 教授
東京大学大学院総合文化研究科
月並みな言い回しですが,書き手と読み手との間に緊張と信頼があって初めて学問の地平も広がります。書評欄がその橋渡しの役目を果たすことができるように微力を尽くしたいと思います。
磯崎 典世 教授
学習院大学法学部
先端的な業績を取り上げると同時に,異なる方法論間の交流や周縁からの問題提起を通じて,政治学の新たな地平をひらく共同作業の場を作れれば嬉しいです。
曽我 謙悟 教授
京都大学大学院法学研究科
政治学の現在の到達点を確認し,今後を見据えるような書評,書評論文,学界展望論文をどんどん掲載していきたいと思います。投稿お待ちしています。
日野 愛郎 教授
早稲田大学政治経済学術院
生きている政治学(レヴァイアサン)の「時」を刻む「場」を作っていけたらと思ってます。投稿をお待ちしております。
待鳥 聡史 教授
京都大学大学院法学研究科
現代政治分析の間口を広げる書評や,他の形では論じえない内容を持った書評など,優れた原稿を載せていきたいと思っています。
村井 良太 教授
駒澤大学法学部
冷戦終結から早20年が過ぎました。書評を通した先端的知の交流と形成にご一緒できることを嬉しく思います。よろしくお願いします。
顧問紹介
猪口 孝 教授
新潟県立大学学長兼理事長
政治学。国際関係論の実証的研究,その体系化に努め,2012年「現代政治学叢書」全 20巻(東京大学出版会)が完結,現在もJapanese Journal of Political Scienceの編集長を続ける。
大嶽 秀夫 教授
同志社女子大学
細川政権以来日本の政治は激動期に入った。この現状と行末を分析。予測することが政治学者の課題だ。また具体的な政策提言や決定への参与も求められている。これらの課題に応え,社会的責任を果す為にも本フォーラムの提供は必要である。
蒲島 郁夫 教授
熊本県知事
村松 岐夫 教授
学習院大学法学部
国公立大学 の法学部系政治学者は,法科大学院が設置されるなら,法学部教育の一環であった政治学はどこに行くのか。直接の職業と結びつくような専門大学院をつくるのか,学部レベルで良き市民のための教育をするのか。研究者はどのようにして生まれるのか。我々は今,どこに棲むのかの選択を迫られているような気がする。
三宅賞について
三宅賞は神戸大学名誉教授。学士院会員三宅一郎先生からのご寄付に基づき,過去一年間に発表された最も優れた政治学論文に与えられております(賞金 20万円)。
第11回三宅賞(審査対象:2006年10月1日から2007年9月30日までに出版された論文)
受賞論文
Shuhei Kurizaki,“Efficient Secrecy: Public Versus Private Threats in Crisis Diplomacy,”American Political Science Review, Volume 101, No.3 ,pp. 543-558, August 2007
本論文は,国際政治外交の分野で,きわめて斬新な発想で,公的外交の外で行われる外交の有効性を分析しています。Shuhei Kurizaki氏は,日本からアメリカの大学院に留学され,UCLAで博士号を取得し,現在Texas A& Mで助教授(アシスタントプロフェッサー)をしておられます。 栗崎氏の論文で用いられているゲームモデルは,研究課題を見事に解き明かすだけでなく,他の課題にも適用可能な汎用性の高いものであります。さらに,外交史の知見を利用しながら,モデルから導出された仮説をうまく検証しております。
選考委員会は満場一致で決定しました。(文責 村松岐夫)
選考委員:猪口 孝/ 大嶽秀夫/ 蒲島郁夫/ 村松岐夫
第10回三宅賞(審査対象:2005年10月1日から2006年9月30日までに出版された論文)
選考委員会の慎重な審査の結果,第10回三宅賞については委員の合意が得られませんでしたので,該当作なしと決定いたしました。(文責:蒲島郁夫)
選考委員:猪口 孝/ 大嶽秀夫/ 蒲島郁夫/ 村松岐夫
第9回三宅賞(審査対象:2004年10月1日から2005年9月30日までに出版された論文)
受賞論文
Imai, Kosuke. (2005). "Do Get-Out-The-Vote Calls Reduce Turnout? The Importance of Statistical Methods for Field Experiments." American Political Science Review, Vol. 99, No. 2 (May), pp. 283-300.
本論文は, 三宅賞にふさわしい政治学方法論に関する論文です。この論文に加え,著者の研究成果の旺盛な海外発信を評価し,選考委員満場一致で受賞作と決定しました。(文責:蒲島郁夫)
選考委員:猪口 孝/ 大嶽秀夫/ 蒲島郁夫/ 村松岐夫
第8回三宅賞(審査対象:2003年10月1日から2004年9月30日までに出版された論文)
受賞論文
池田謙一「2001年参議院選挙と『小泉効果』」,日本選挙学会2003年度年報『選挙研究』 2004, No.19, 29-50.
本論文は,2001年参院選における自民党勝利と「小泉効果」の関係を計量的に分析したものであり,三宅賞にふさわしい優れた実証研究です。この論文に加え,研究成果の旺盛な海外発信を評価し,選考委員満場一致で受賞作と決定しました。(文責:蒲島郁夫)
選考委員:猪口 孝/ 大嶽秀夫/ 蒲島郁夫/ 村松岐夫