『現代日本の比較都市ガバナンス・市民社会』
著者紹介
内容紹介
現代市民叢書の掉尾を飾る第5巻は辻中豊・山本英弘編著「現代日本の比較都市・ガバナンス」である.第1次調査から第4次のそれまでJIGS調査は20年に及ぶ.本書はそれらを用いた分析の結果,①都市の政治・経済・社会環境と団体活動及び団体と行政の関係,②ガバナンスの進展に伴った市民参加を促す諸制度,③20年を経た団体自身の変化,④市民社会の縮小化,の四点にまとめて総括・展望する.目次 | |
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第1部 都市構造と団体活動 | |
第1章 都市ガバナンスの分析視角 | 山本英弘・辻中豊 |
第2章 都市ガバナンスの現状:都市を単位とし複数の調査データから全体像を捉える | 辻中豊・山本英弘 |
第3章 団体活動とガバナンス | 山本英弘・辻中豊 |
第4章 自治基本条例と市民参加 | 山本英弘 |
第2部 都市ガバナンスの変容 | 第5章 地域における市民社会アクターの変化と踊り場にある都市ガバナンス | 辻中豊・和嶋克洋・戸川和成 |
第6章 財政制約下におけるローカル団体の政策参加とロビイングの停滞 | 戸川和成 |
第7章 つくば市にみる都市ガバナンスの条件:保守優位と市民社会の変化? | 田川寛之 |
第3部 都市ガバナンス研究の新たな動向 | 第8章セクター横断領域における政府・企業・市民セクター-団体調査データによる分析 | 久保慶明 |
第9章 JIGS研究の全体像と都市研究の射程―政治体制比較から 世界の都市ガバナンス比較へ | 辻中豊・和嶋克洋 |
第4部 日本の市民社会の新たな動向 | 第10章 21世紀20年の日本の市民社会変化 ―東京の団体の存立と行動を中心に― | 辻中豊・戸川和成 |
第11章 21世紀20年の日本の市民社会変化 ―茨城県と社会団体の20年― | 和嶋克洋 |
第12章 結論 | 辻中豊・山本英弘 |