『忘れられた独裁国家―東ドイツの形成―』
著者紹介
内容紹介
国家としての東ドイツの消滅から30年になるが、本書はその東ドイツを分析の中心に 据え形成期に焦点を当てる。即ち独裁体制が確立されていく過程で諸勢力間で行われた 支配・主導権をめぐる権力闘争の実態を入手困難な資料を駆使して明らかにする。目次 | |
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序章 なぜ今、東ドイツなのか ―本書の課題と構成― | |
第1章 ソ連占領期東ドイツの特別収容所 ―形成から解体まで― | |
第2章 東ドイツ(DDR)形成期の政治犯問題 一メラーとケーラー夫妻の場合一 | |
第3章 ソ連占領期東ドイツにおける社会主義統一党の成立と変容 -独裁と社会主義の前提― | |
第4章 ソ連占領期東ドイツのキリスト教民主同盟 ―自立した政党から衛星政党へ― | |
第5章 ドイツ内部国境の変容と強制立ち退き問題 | |
あとがき |