木鐸社

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『宗教と政治 年報政治学2013-Ⅰ』

日本政治学会編
ISBN978-4-8332-2463-5 C3331 A5判432頁定価:本体4000円+税
2013年6月10日刊行

2005年度より発行元が小社に変更になりました。年2回刊行になります。
引き続き御購読賜りますよう御願い致します。

内容

 現代は良心(信教)の自由,及び国家と教会の制度的分離という点で世俗的でありながらも,諸宗教が公共的領域に現前した「ポスト世俗社会」である。本書はそのポスト世俗社会において,特に宗教と政治をめぐる主要論点(政治とのかかわり,社会的統合機能,グローバル化)を扱った。

目次
はじめに 齋藤 純一
<特集論文>
「宗教と政治」の現在:政治理論の視点から 千葉 眞
公共宗教と世俗主義の限界:ホセ・カサノヴァとチャールズ・テイラーの議論を中心に 高田 宏史
共同翻訳と公共圏のポリフォニー:ハーバーマスの<ポスト世俗社会>論 木部 尚志
『共通の信仰』と『道徳的人間と非道徳的社会』:ジョン・デューイとラインホールド・ニーバーにおける政治と信仰 中野 勝郎
未完の「市民宗教」:ピエール・ルルーとリベラルな社会主義の萌芽 高山 裕二
シャルル・モーラスにおける宗教的ナショナリズムの思想構造 伊達 聖伸
「政治」による「宗教」利用・排除:近代日本における宗教団体の法人化をめぐって 小川原 正道
多文化主義と宗教的マイノリティ:ムスリムの統合の問題をめぐって 辻 康夫
グローバル・ジハードの変容:アブ-・ムスアブ・アッ=スーリーによる「ウンマ」の分散型組織論 池内 恵
<公募論文>
世論調査報道と政治過程:調査方法の変化との関係を中心に 前田 幸男
戦後日本人の政治参加:「投票参加の平等性」論を再考する 境家 史郎
「平成の大合併」の政治的効果:市長選挙結果の分析から 平野 淳一
ベンサムにおけるデモクラシーと官僚制:「責任」の概念を中心に 小畑 俊太郎
ウィリアム・コノリーの領域性:主体と主権 鵜飼 健史
大阪市警視庁の興亡:占領期における権力とその「空間」 小宮 京
関係修復の国際政治と戦後日本外交:政策決定者の共時的認識と対象国の選択 福島 啓之
日本の南極への関与 1910-1963:理想主義/現実主義的国際観の狭間で 友次 晋介
2012年度書評 書評委員会
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論文投稿規程 事務局
査読委員会規程 事務局

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