木鐸社

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『公共選択』第59号

公共選択学会編集 A5判180頁定価:本体3000円+税 ISBN978-4-8332-2462-8 C3030
2013年2月26日発売

58号より版元が変更になりました。引き続き御購読賜りますよう御願い致します。

内容

 特集Ⅰの4論文は,直接的あるいは間接的に熟議民主主義に関わる話題を扱い(尚,熟議民主主義は,討議(的)民主主義,討論民主主義とも呼ばれています)。中長期のエネルギー政策を巡る「討論型世論調査」の結果が公表されるや,非常に大きな波紋を呼んだテーマ。特集Ⅱの3論文は,震災復興に関わる話題を扱い,"cool heads but warm hearts" (Alfred Marshall) が問われる,社会的優先度の高いテーマである。

目次
巻頭言 公共選択学会の改革にあたって 小林 良彰
<論文>
レジ袋削減政策の公共選択分析 熊捕 崇将
特集Ⅰ:熟議民主主義
憲法学における民主主義の原理をめぐる論点整理・序論 柳瀬 昇
ミニ・パブリックスを活用した討議デモクラシーの可能性―神奈川県Deliberative Poll 実験を題材にして 坂野 達郎
民主主義・熟議・公共選択 鎌原 勇太
地方議会の審議時間:-会期日数・委員会開催日数の規定要因- 築山 宏樹
特集Ⅱ:震災復興
被災地における住民意識 -復旧・復興策に厳しい評価しているのは誰か? 河村 和徳
復旧・復興策の政策実施過程における論点 矢口 和宏
防潮堤の法制度,費用対便益,合意形成を考える 長峯 純一
<書評>
鈴村興太郎著『社会的選択の理論・序説』 廣川みどり
イツァーク・ギルボア著(川越敏司・佐々木俊一郎訳) 『意思決定理論入門』 岡崎 哲郎
待鳥聡史『首相政治の制度分析-現代日本政治の権力基盤形成』 名取 良太
英文要旨

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