『選挙研究』第28巻第2号
B5判170頁定価:本体3500円+税 ISBN978-4-8332-2460-4 C3031
2012年12月21日刊行
2008年度より年2回刊行になりました。引き続き御購読賜りますよう御願い致します。
内容紹介
本号は選挙という仕組みそのものを対象としたり,この仕組みがもたらすシステマティックな帰結を分析したりする論稿より構成され,選挙制度を広く、見つめ直す。
目次 | |
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はじめに | 品田 裕 |
<特集1 議員定数不均衡問題を考える> | |
2011(平成23)年最高裁大法廷判決の憲法学的研究 ―「法」と「政治」の接点で考える― | 岡田 信弘 |
議員定数不均衡による民主主義の機能不全 ―民意負託,国会審議,政策形成の歪み― | 小林 良彰 |
定数配分と区割り ―経済学の視点から― | 和田 淳一郎 |
<特集2 新しい方法による政治学> | |
Can Adaptively Rational Voters Control Public Policies? -Computational Extension of Outcome-Oriented Voting | Etsuhiro Nakamura Yusuke Chamoto Tadahiko Murata Ryota Natori |
一票の格差のリスク実測による衆議院小選挙区制見直しへの考察 | 根本 俊男 |
<特集3 制度の比較に基づく選挙研究> | |
Electoral Management Bodies and Electoral Governance | Yutaka, Onishi |
インドネシアの大統領制と政党組織 ―大統領制化する政党、大統領制化しない政党― | 川村 晃一 |
<投稿論文> | |
市町村議会における女性の参入 | 松林 哲也 上田 路子 |
<書評セッション> | |
竹中治堅『参議院とは何か』 | 平野 貞夫 建林 正彦 |
<資料> | |
最近の選挙結果 | 三船 毅 |
<書評> | |
待鳥聡史『首相政治の制度分析』(千倉書房) | 前田 幸男 |
日野愛郎,New Challenging Parties in Western Europe(Routledge) | 孫 斉庸 |
的場敏博『戦後日本政党政治史論』(ミネルヴァ書房) | 井上 正也 |
大村華子『日本のマクロ政体―現代日本における政治代表の動態分析』(木鐸社) | 荒井 紀一郎 |
辻 由希『家族主義福祉レジーム の再編とジェンダー政治』(ミネルヴァ書房) | 網谷 龍介 |
井手弘子『ニューロポリティクス:脳神経科学の方法を用いた政治行動研究』(木鐸社) | 谷口 尚子 |