『A・シュッツ/T・パーソンズ往復書簡社会的行為の理論論争』〔改訳版〕
ISBN978-4-8332-2408-6 C3030 定価:本体2500円+税
2009年1月20日刊行
著者紹介
<著者>
T・パーソンズ(1902~1979)
コロラド州生まれ
アムハースト単大で生物学・哲学を修める
英国LSE・独ハイデルベルク等に留学後ハーバードで学位取得
A・シュッツ(1899~1959)
ウィーン生まれ
ウィーン大で法律学と社会科学を修める
ナチスのオーストリア占領により1939年米国に亡命
ニュースクールフォアソーシャルリサーチで教鞭をとる傍ら銀行の顧問を務める
旺盛な著作活動のパーソンズと生前唯一の著作『社会的世界の意味構成』のシュッツ
<翻訳>
佐藤 嘉一
内容紹介
1940年秋に始まり41年春に終わるA・シュッツとT・パーソンズの往復書簡による論争(意見交換)は大きく言って社会科学に対して哲学の持つ意味をめぐるものであった。半世紀以上経てもこの問題は解消されるどころかますます重要になっている。 複雑化した対象を前に理論家も実証家も萎縮せず,再読・再考してみよう。
目次 | |
---|---|
編者序言 | スプロンデル |
英語版序言 | ナタンソン |
英語版序論 | グラートホフ |
第1部 『社会的行為の構造』の研究 | |
1 パーソンズからシュッツ宛て書簡 | 40年10月30日 |
2 シュッツからパーソンズ宛て書簡 | 40年11月15日 |
3 パーソンズの社会的行為の理論批評 | A・シュッツ |
第2部 シュッツ/パーソンズ往復書簡 | 1 パーソンズからシュッツ宛て書簡 | 41年1月16日 |
2 シュッツからパーソンズ宛て書簡 | 41年1月21日 |
3 パーソンズからシュッツ宛て書簡 | 41年1月23日 |
4 パーソンズからシュッツ宛て書簡 | 41年2月2日 |
5 シュッツからパーソンズ宛て書簡 | 41年2月10日 |
6 シュッツからパーソンズ宛て書簡 | 41年3月17日 |
7 パーソンズからシュッツ宛て書簡 | 41年3月29日 |
8 シュッツからパーソンズ宛て書簡 | 41年4月21日 |
第3部 35年後の回想 | |
1974年の回顧と展望 | パーソンズ |
シュッツ/パーソンズの隔たりはどれほどのものか | グラートホフ |
あとがき | 佐藤 嘉一 |
改訳版あとがき | 佐藤 嘉一 |