木鐸社

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『制度改革以降の日本型民主主義:選挙行動における連続と変化』

〔シリーズ21世紀初頭・日本人の選挙行動〕全3巻完結 既刊
池田謙一著『政治のリアリティと社会心理:平成小泉政治のダイナミックス』2007年1月
平野 浩著『変容する日本の社会と投票行動』2007年5月

英題:Is Democracy Working in Japan after the Political Reform
ISBN978-4-8332-2402-4 C3031 定価:本体3000円+税
A5判336頁 2008年1月31日刊行

著者紹介

小林 良彰(こばやし よしあき)
法学博士
1954年 東京都生れ
1982年 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程政治学専攻修了
現在 慶應義塾大学法学部教授・同大学多文化市民意識研究センター長
著書
『計量政治学』成文堂,『公共選択』東京大学出版会
『現代日本の政治過程』東京大学出版会,他多数

亀 真奈文(かめ まなぶ)
修士(法学)
9章の共同執筆者
1978年 北海道生れ
2003年 慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程政治学専攻修了
現在 日本経済新聞社記者

内容紹介

 55年体制における民主主義の機能不全は,選挙制度改革以降も解消されていない。本書はその原因を解明する。
 公約提示及び政策争点と有権者の投票行動の間の関連,制度改革の前後の比較により,期待される変化が生じたか否かを検証し具体的に政策提言する。
 日本を代表する研究者による類例のない政治学研究 完結編。

目次
第一部 制度改革以降の政治状況
第1章 日本の有権者意識の特徴と政治改革以降の投票行動
第二部 プロスペクティヴ・ヴォーティング(将来期待投票)
第2章 選挙公約の形成と変化 ―選挙の際に有権者に何が提示されているのか?
第3章 選挙公約の効果 ― 選挙公約は選挙結果に影響しているのか?―
第4章 将来期待と争点態度投票 ―有権者は選挙の争点を通じて民意を負託できているのか?―
第5章 ダイアメトロスモデル ―日本型投票行動の数理モデル ―
第三部 リトロスペクティヴ・ヴォーティング(業績評価投票)
第6章 業績評価の形成と変化 ―有権者は政府の業績をどのように評価しているのか?―
第7章 回顧評価と業績評価投票 ―有権者は業績評価を通じて民意を反映できているのか?―
第四部 制度改革と日本の民主主義
第8章 投票行動の決定要因 ―選挙を通して民主主義が機能しているのか?―
第9章 ポークバレルポリティクス ―民主主義の機能不全は改善されたのか?―
第10章 市民社会のための制度改革 ―どうすれば民主主義の機能を回復することができるのか?―
あとがき
参考文献
索引

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