『選挙研究』第24巻第1号
日本選挙学会編集 ISBN978-4-8332-2409-3 C3031
2008年11月08日刊行
2008年度より年2回刊行になりました。引き続き御購読賜りますよう御願い致します。
内容紹介
政治改革以降の政党再編の過程で地方会派の再編など、地方政治の場でも大きな変化が見受けられ、本号では、地方政治・政界の変化、等をとりあげ、衆参で多数派が異なる「ねじれ現象」を生みだした2007年の参議院選挙を、参議院選挙の争点についての分析、民主党の集票構造に着目した論文、また「亥年現象」をシミュレーションによる分析で検証した論文の3本の論文を取り上げる。 2008年はアメリカ大統領選挙の年でもあり、アメリカ選挙法の最近の動向」についての紹介論文を掲載する。
目次 | |
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はじめに | 河村 和徳 |
<特集1 政治改革以降の地方政治> | |
政党再編期以降における地方政治の変動 ―知事類型と会派議席率に見る緩やかな二大政党化― | 曽我 謙悟 待鳥 聡史 |
政界再編と地方議会会派 ―「系列」は生きているのか― | 辻 陽 |
「平成の大合併」と市長選挙 | 平野 淳一 |
<特集2 2007年参議院選挙> | |
テキストデータから捉える2007年参院選争点 | 稲増一憲 池田謙一 小林哲郎 |
民主党候補者の集票システム ―2007年参院選香川県選挙区を事例として― | 堤 英敬 森 道哉 |
参議院選挙投票率の推移 ―選挙動員効果からみた亥年現象― | 三船 毅 |
<紹介:アメリカ選挙法の最近の動向> | |
政治的ゲリマンダの法的規制 ―州憲法の復権と競争理論― | 東川 浩二 |
<書評> | |
リプライ『アジア・バロメーター』の三輪博樹氏による書評について | 猪口 孝 |
曽根泰教・大山耕輔編『日本の民主主義 変わる政治・変わる政治学』 | 飯田 健 |
玉井 清編『戦時日本の国民意識国策グラフ誌「写真週報」とその時代』 | 坂本 健蔵 |
季武嘉也著『選挙違反の歴史―ウラからみた日本の100年』 | 奥 健太郎 |
小堀眞裕著『サッチャリズムとブレア政治』 | 富崎 隆 |
曽我謙悟・待鳥聡史『日本の地方政治』 | 石上 泰州 |
真柄秀子・井戸正伸編『拒否権プレイヤーと政策転換』 | 松本 俊太 |
サミュエル・ポプキン・ 蒲島郁夫・谷口将紀 編『政治空間の変容と政策革新5 メディアが変える政治』 | 境家 史郎 |
水崎節文・森 裕城著『総選挙の得票分析1958-2005』 | 和田 淳一郎 |