『ユーノミア:新しい世界の新しい秩序』
英題:Eunomia: New Order for a New World
A5判620頁定価:本体8000円+税 ISBN978-4-8332-2381-2 C3012
2007年2月28日刊行
著者紹介
<著者>
フィリップ・アロット(Philip Allott)
1960-73年 英国外務省法律顧問
1965-68年 在ベルリン英国占領軍政府法律顧問
1972-73年 欧州共同体英国常任代表局法律参事官
1973年よりケンブリッジ・トリニティカレッジ名誉校友
<監訳>
尾﨑 重義(おざき しげよし)
現在 二松学舎大学教授
内容紹介
国際社会は未成熟な国家間社会に過ぎず,世界規模の自然状態にある。今日我々人類が新たな秩序を構築するためには,人間の心の中に秩序を再構築する力が必要であるとする著者は社会的理想主義による人類全体の社会的自己形成の可能性を十数年来探究した。本書で国際社会と国際法に哲学的一貫性という基礎を与え,国際社会の社会過程を社会過程一般に総合し,社会と法に関する普遍妥当な一般理論を提示する。
目次 | |
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第一部 社会 | |
第一章 社会と言葉 第二章 社会と理性 第三章 社会の自己創造 第四章 社会の社会化Ⅰ アイデンティティのディレンマと力のディレンマ 第五章 社会の社会化Ⅱ 意志のディレンマと秩序のディレンマ 第六章 社会の社会化Ⅲ 生成のディレンマ 第七章 社会と人類 |
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第二部 社会の基本構制(コンスティテューション) | |
第八章 現実の諸次元 第九章 社会の基本構制の諸次元 第十章 社会的交換 第十一章 基本構制固有の一般原則 第十二章 現代国際社会の構制過程 第十三章 現代国際社会の社会化 第十四章 人類と法 |
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第三部 幸福 | |
第十五章 国際秩序Ⅰ――社会的秩序 第十六章 国際秩序Ⅱ――法的秩序 第十七章 国際経済 第十八章 国際文化 第十九章 人類とその未来 第二十章 要約 |
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