木鐸社

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『日米関係と「二つの中国」―池田・佐藤・田中内閣期―』

A5判・500頁・本体8000円+税 ISBN4-8332-2356-2 C3031
2004年9月07日発行

著者紹介

池田 直隆(いけだ なおたか)
1965年東京都生れ
1990年法政大学大学院経済学専攻修士課程修了
1997年國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了
2000年國學院大學大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学
博士(法学)
現在國學院大学日本文化研究所共同研究員兼任講師

内容紹介

 第二次大戦後,中国は台湾と大陸に「分断国家」化した。戦後の日中関係はいずれを「中国を代表する政権」として認知するかをめぐって争われた外交問題であると同時にそれは国内の政治問題でもあった。本書は日本にとって最重要課題である日米関係との整合性を求めつつ,日中関係を処理・発展させようと試みた苦悩の軌跡をたどるもの。そこには歴史の真実が顕現する興味深い大作。

目次
はじめに
Ⅰ.戦後日中関係の研究史と本書の目的
Ⅱ.池田総理訪米と外務省による中国問題の再検討
Ⅲ.池田総理訪米と日中関係
Ⅳ.周鴻慶事件 ~「二つの中国」の矛盾と日本外交~
Ⅴ.佐藤内閣の中国政策と米国
Ⅵ.「文化大革命」をめぐる日米関係
Ⅶ.「1968年の危機」 ~極東情勢の緊迫と中国問題・日米関係~
Ⅷ.国際情勢の転換と日本外交
Ⅸ.鈴木駐ビルマ大使意見書
Ⅹ.日米関係の再調整と中国問題 ~サンクレメンテ会談とニクソン大統領訪中~
ⅩⅠ. 田中内閣の成立と日中正常化

むすび
あとがき
参考文献一覧  索引

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