『参議院の研究』第1巻 選挙編
英題:Japan's Upper House: Members and their Activities, 1947-2002
A5判・600頁・定価:本体10000円+税 ISBN4-8332-2354-6 C3031
2004年7月13日発行
著者紹介
[東大法・第5期蒲島郁夫ゼミ編]
ゼミ長 服部 充裕(はっとり みつひろ)
ゼミ長 農端 康輔(のばた こうすけ)
TA 菅原 琢(すがわら たく)
井上 和輝(いのうえ かずき)
伏見 周祐(ふしみ しゅうすけ)
松平 健輔(まつだいら けんすけ)
米谷 寛子(よねたに ひろこ)
井手 弘子(いで ひろこ)
内容紹介
本書は,東京大学法学部における第5期蒲島ゼミの研究成果。1947年に行われた第1回参院選から,2001年に行われた第19回参院選までの19回にわたる選挙(154件の補欠選挙を含む)の結果及び選ばれた議員とその議会活動を網羅したもの。
現在,参議院のあり方についての議論が噴出している。例えば,参議院無用論やカーボンコピー論などが代表的なものである。しかし参議院は様々な制度変更の実験を行ってきた。本書は,それらの参議院のあり方について規範的な議論を展開するのではなく,むしろ,参議院についての基礎的データを可能な限り多角的に,また長期間にわたって収集し,その分析を通して,参議院政治の歴史と現状を明らかにすることにある。
目次 | |
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はしがき | 蒲島 郁夫 |
「参議院の研究」について | 農端 康輔 菅原 琢 |
本書を読むにあたっての留意事項 | 農端 康輔 |
序 | 井上 和輝 農端 康輔 菅原 琢 |
第Ⅰ部 資料解題 | |
第1章 選挙史 | 米谷 寛子 井上 和輝 伏見 周祐 松平 健輔 |
第2章 選挙制度 | 松平 健輔 井手 弘子 井上 和輝 菅原 琢 |
第3章 政党 | 井上 和輝 米谷 寛子 |
第4章 候補者 | 伏見 周祐 井上 和輝 松平 健輔 |
第5章 有権者 | 米谷 寛子 | 第6章 選挙違反 | 井手 弘子 |
第Ⅱ部 論文 | |
第1章 1989年(第15回)参議院議員通常選挙の分析 | 蒲島 郁夫 江部 卓城 |
第2章 1992年参院選の分析 | 綿貫 譲治 蒲島 郁夫 |
第3章 巨大保守はこうしてできる | 蒲島 郁夫 |
第4章 98年参院選─自民大敗の構図 | 蒲島 郁夫 |
第5章 政治変動期の有権者の行動―浮動票分析― | 米谷 寛子 |
第Ⅲ部 資料編 | |
第1巻あとがき | 井上 和輝 |
執筆者紹介 |