木鐸社

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『顧問官の政治学』

A5判・308頁5000円 2003年2月25日刊行 ISBN4-8332-2333-3 C3023

著者紹介

木村 俊道
1970年埼玉県生れ
1992年東京都立大学法学部卒業
同大学院社会科学研究科博士課程退学
1998-2000年同大学法学部助手
政治学博士
九州大学大学院法学院助教授

内容紹介

■F・ベイコンとルネサンス期イングランド
 「世界は舞台」(シェークスピア)と信じかつ実践したフランシス・ベイコンはニッコロ・マキアベッリを倣い,ジェイムズ一世治世下で活躍した。「顧問官」という政治的アクターとしての経歴に独自に着目して「フランシス・ベイコン政治学」の思想史的意義を動態的に解明し,併せて伝統的な「近代」理解や「政治」論の歴史的再考を促す。70年代以降の英ケンブリッジを震源とする新たな思想史方法論や政治的人文主義・古来の国制論など,欧米における最先端の研究を踏まえ,従来のベイコン像を一新する。

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