『行政法学の思考形式』〔増補版〕
A5判500頁定価:本体7000円+税 ISBN4-8332-2332-5 C3032
著者紹介
藤田 宙靖(ふじた ときやす)
1940年 東京生まれ
1963年 東京大学法学部卒業,同助手
1966年 東北大学法学部助教授, 77年同教授
2001年 東北大学大学院法学研究科教授
2002年 最高裁判所判事
著書
『公権力の行使と私的権利主張―オットー・ベール『法治国』の立場とドイツ行政法学』1978年,有斐閣
『西ドイツの土地法と日本の土地法』1988年,創文社
『行政組織法〔新版〕』2001年,良書普及会
『行政法Ⅰ総論第四版』2002年,青林書院
内容紹介
行政法学の基礎的問題について、そのよって立つ理論的基盤 を明らかにしようとしたもの。とりわけ従来唱えられてきた行 政法学上の諸理論が何について如何なる見地から論じられてい るかを徹底的に分析検討する。1978年刊行以来品切状態であっ たがこのたび柳瀬良幹博士の行政法学をめぐる論文と座談会を 追加増補した。
目次 | |
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はしがき | |
序章に代えて―昭和44年度学界展望より | |
第一篇 公法と私法 | |
Ⅰ 裁判規範と行為規範 ― 高柳教授の行政法学の理論構造に関する疑問 Ⅱ 行政法理論体系の成立とその論理構造 Ⅲ 行政主体の概念について Ⅳ 行政行為の分類学 |
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第二篇 行政法学と方法論 | |
Ⅰ 行政法学における法解釈方法論 Ⅱ 柳瀬博士の行政法学 Ⅲ 柳瀬良幹とハンス・ケルゼン |
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第三篇 行政法学と“動態的考察方法” | |
Ⅰ 現代裁判本質論雑考 Ⅱ 行政行為の瑕疵論におけるいわゆる“手続法的考察方法”について Ⅲ 行政法解釈論における二元的“手続法的考察方法”論の意義 Ⅳ 法現象の動態的考察の要請と現代公法学 |
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附論 柳瀬行政法学の背景 | |
座談会 柳瀬良幹,塩野宏,樋口陽一,藤田宙靖 | |
あとがきに代えて―行政法学と私 |