『ミル『自由論』再読』
A5判・216頁・3000円 2000年刊行 ISBN4-8332-2303-1
著者紹介
<編著>
ジョン・グレイ(W. Smith)
W.スミス(John Gray)
<翻訳>
泉谷 周三郎
大久保 正健
内容紹介
ミルの『自由論』は,個人の自由とその限界を論じた19世紀における大衆社会論として評価されているが,本書に収録された9篇の論文は,ミルの思想が今日の道徳哲学や政治哲学の領域でも意味を持つことを多様な角度から明らかにする。本書により,英米圏におけるミル研究の伝統派と修正派の論議を通じたミル思想の多面性と深さを知ることができる。